放射能汚染と回遊魚

海の放射能汚染が話題になっており、
釣った魚を安心して食べる為には、
情報が必要と思い、調べてみました。

魚介類の測定値はココにまとめて出ています。
http://atmc.jp/food/

水産庁のHP
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/index.html


しかし、セシウムとヨウ素は出ていますが、
気になるストロンチウム90の値は出ていません。
ガンマ線ではなく、ベータ線を出すので、
測定が難しいことから、データが少ないのだと思います。

ストロンチウムはカルシウムと似た性質を持っており、
海水中に放出された場合、魚の骨に生物濃縮で
溜まるのではないかということが心配されます。

小魚を捕食して育つ、代表的な回遊魚の
回遊ルートについて調べた結果です。


<イナダ、ワラサ>

情報元
太平洋における成長段階別の回遊様式の把握

太平洋における成長段階別の回遊様式の把握
⑴ 年齢別回遊群について


なかなか分かりにくい内容ですが、
興味のあるところだけ抜粋してみると、

p56 三陸・外房・相模湾放流群における年齢別の回遊様式
→三陸付近で二歳ぐらいまで育ってから、
 相模湾付近まで移動する例がある。

p65
→近年では成魚になってからの回遊エリアは狭く、相模湾以西と
 東北海域は回遊域が異なる。

これだけを見ると、イナダサイズぐらいまでは東北エリアで育った魚が、
関東に回遊してくる可能性はありそうです。

ワカシ、イナダサイズの頃に、東北でシラスやコウナゴを
たっぷり捕食して育った個体が
東京湾に回遊してくる可能性があるということで、
注意しておく必要がありそうです。

釣った魚を毎日食べる訳ではありませんが、
この秋のイナダやワラサのアラを煮付けたりするのは、
ちょっと控えておこうと思っています。

<ゴマサバ>
http://www.mpstpc.pref.mie.lg.jp/sui/gyokyo/091030.htm
http://www.mpstpc.pref.mie.lg.jp/sui/gyokyo/091016.htm

沖合で成長することが多いらしいですが、
沼津では大量に湾内に居ましたし、伊豆や三浦半島でも10~20センチぐらいの
小型が大量に釣れる場合もあるので、なんとも言えませんね。

福島近海で育った個体が南下してくる可能性は低そうですが、
安心は出来ないと思われます。

<ソウダガツオ>
http://www.tosakatsuo.com/mamechisiki.html

カツオは一度北上してから、秋に戻りガツオとして
南下するのが一般的なようですが、
ソウダガツオはどうなんでしょうか。
ソウダガツオの方が沿岸性が強い為、
汚染された小魚を捕食する機会も多そうなので、
気になります。

結局、詳しいことは分かりませんが、
回遊魚はどれも汚染された小魚を食べて
育っている可能性がありそうです。

安心して釣った魚を食べる為にも、
調査結果のデータを沢山公開してもらいたいですね。
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コメント

No title

いつも拝見させて頂いております。
調査報告お疲れ様です。まだ若いアングラーにとっては非常に気になることです。

そもそも東京湾の汚染状況も詳細に発表して欲しいですよねぇ。
こんな時こそシーシェパードの出番と思ったりしております。

Re: No title

いつも見ていただいてありがとうございます!

釣って食べる場合には、公表されているデータから判断するしかなく、
東京湾は漁港も少ないので、神奈川や千葉のデータが頼りですね。
データも測定条件によって結果が変わってくるので注意が必要です。
今までの、大気の放射線量は地上15メートル以上の測定結果でしたし。。。

釣った魚を安心して食べられるように、
今後も情報を見つけたら広めていこうと思っています。

はじめまして。放射能汚染が海の魚にどのくらい影響が出ているのか検索しているうちに辿り着きました。
実は友人が佐島漁港から「ハタを送った」とメールをくれたのですが、atmcはよくチェックはするものの、相模湾沖、駿河湾沖あたりの情報が見つからないのです。
とても良いハタの様で、本来ならおいしい肝も食べたいところですが、さすがにそれは止めた方が賢明でしょうし…
なにか、ご存知でしたら教えていただけませんでしょうか。

Re: タイトルなし

>rinaさん

折角の貴重な魚を食べるのに、
気を使わなければならないのは
本当に残念ですね。

ここを見ると、情報は少ないものの、
相模湾での放射性物質の検出はほとんど無いようです。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/pdf/110603datasheet_jp.pdf

ヨウ素は半減期が短いので、今はそれほど気にする必要は少なく、
問題はセシウムとストロンチウムです。

セシウムは筋肉に集まるようなので、
身と肝に大きな違いは無さそうです。
http://katukawa.com/?p=4584

内臓を取ると良いという話は、
汚染された小魚を捕食(消化中)の場合や
海水中に放射性物質が高濃度に含まれている場合に、
内臓に含まれる放射性物質の量が多くなるということのようです。
肝に蓄積することは無さそうです。
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040601001017.html

ストロンチウム骨に集まりやすいらしいのですが、
現段階で生物濃縮が進んでいる可能性は低いので、
セシウムが検出されていなければ、ストロンチウムも同レベルとみて
良いかと思います。
http://www.asahi.com/food/news/TKY201106010259.html

ただし、足柄のお茶からセシウムが検出されたように、
事故直後に放出された放射性物質を含んだチリは、
広範囲に降っていますので、
それが雨で流されることで河に集まって、
場所によって濃度が高くなっている場所があるかもしれません。
東京湾や相模湾の海水魚からはほとんど検出されないのに、
東京や神奈川のアユからセシウムが検出されているのは
ある意味、理屈通りと思われます。

河から海に流れ込んだ後は、海水でまた拡散するので、
特別な理由で濃縮されない限りは、
海水魚への影響はかなり少ないと思います。

自分は専門家ではありませんので、
無責任に大丈夫だと言うことはできませんが、
佐島さんのハタなら、スーパーの関東産の野菜や牛乳と比べて、
放射性物質のリスクに大きな違いは無いかと思います。

ただ、関東産の牛乳や野菜が完璧に安全なのかと言うと、
今はあらゆる経路から放射性物質を取り込んだり、
外部被ばくする可能性があるので、
トータルで見てリスクがゼロとは言い切れないですね。

この辺を踏まえて、ご判断されるのが良いのではないでしょうか。

ありがとうございます。

あちらこちら、参考ページのリンクまで付けていただき感謝いたします。ありがとうございました。また、お邪魔させていただきます!

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Author:kagoturi
釣りにハマッて週末は東京近郊へ釣りに行ってます。
以前は遠投カゴ釣りをメインでやっていましたが、2009年にボート釣りを始めてみたら楽しくて、最近はボートばかり乗っています。

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