油壺マダイ釣り備忘録と今後の目標

4連続で油壷に行って、最初はまったく分からなかった手漕ぎボートのロングハリスによるコマセマダイ釣りについて、自分なりに考えたことをまとめておきます。
※真鯛釣り素人の目線なので、ベテランの方から見たら当たり前のことや、間違いもあるかもしれませんが、現段階での個人的な備忘録として書いています。

ボート店

●油壺4連戦の流れ

1回目 5/26 
 場所:定置網水深24メートル付近 
 結果:チャリコ1匹(ユムシぶっこみ)
    ロングハリスはアタリも取れず。

2回目 6/10

 場所:定置網水深24メートル付近
 結果:チャリコ1匹(リリース、ウィーリーしゃくり) 
    前回と同様にロングハリスはアタリ取れず。

3回目 6/24
 場所:定置網水深24メートル付近
 結果:チャリコ3匹(ロングハリス仕掛け、二本針) 
    ようやくロングハリスでアタリが出てチャリコをゲット

4回目 6/30
 場所:定置網手前水深15メートル付近
 結果:マダイ1匹 チャリコ5匹
    ロングハリス 
    チャリコはバラシ数匹、1匹は沖の30メートル付近でウィーリーにヒットでリリース
    誘い下げのパターンで朝一は入れ食い状態

●ポイント選び、棚取り、餌取り回避

ポイントは3回目まで定置網の水深23メートル付近でやりましたが、「たけちゃん」さんからのアドバイスにより、4回目は一番手前の水深15メートル付近でやってマダイが釣れました。
定置網付近は全体的にチャリコの魚影は濃くて沖から手前まで釣れましたが、手前付近が一番魚影が濃く、餌取りも少なかったように思えました。
また、縦網に近づきすぎないというのも重要です。係留に良い場所が無ければ迷わずアンカリングですね。

棚取りは、油壺釣行前にこっとんさんのブログ読んで参考にしました。
先日、チャリコ爆釣講座としてまとめていただいていますので必見です。
超お勧めです!
http://boatfishing.seesaa.net/article/278236558.html

基本的には底から数メートルの高さから上までを探って、餌取りに取られずにマダイの居る棚を探します。
餌取りが多い時は二本針にすることで、下針は食われても上針は残りますし、餌取りの棚も判断しやすいので効果大です。

また、餌取りが集まりすぎると釣りにならないので、コマセは詰め過ぎないで少しずつ撒いて行くのが良いようです。
あまりに餌取りが多いポイントは移動するか、餌取りが減るタイミングまで耐えます。

●ロングハリス仕掛けの特徴とマダイのアタリ

基本的に向こう合わせだと思いますが、油壺2回目の釣行まではまったくマダイのアタリが取れませんでした。
理由を考えたところ、マダイは餌を食べると反転して走り出す習性があって、この時にラインがたるんでいるとうまくフッキングしないのではと思います。

ロングハリスの仕掛けをそのまま沈めると、仕掛けが棚まで落ちてなじむまでは、ラインが張らない状態になります。
この状態でマダイや餌取りに食われると、竿先に反応が無いのに餌だけ無くなるということになります。
特に付け餌が沈んで行く時にハリスがたるんでしまうと一番のチャンスを逃すことになります。

3回目の釣行からは、一度ビシを狙いの棚のちょっと上まで沈めてから少し待ち、そこから仕掛け分ぐらい(流れによりけり)ゆっくりと巻き上げることで、ラインが張った状態で付け餌を狙いの棚まで落とすことが出来るようになり、アタリを取ってチャリコを釣ることが出来るようになりました。

●アタリの出るタイミング

マダイや大型のイサキは、アジやメジナのように、コマセの煙幕に突っ込んで餌を食べるタイプの魚ではありません。
他の魚は釣れても、マダイははNSやマキコボシじゃないと釣れないということを良く耳にします。
コウジブッコミは投入直後にヒットすることが多く、ひとつテンヤはフォールでアタリが出ることが多いとも言われます。
これらから、マダイは自然に落ちてくる餌に興味を示しやすく、不自然な状態で漂う餌はなかなか食べてくれないと思われます。

手漕ぎボートは船頭さんがうまく船を操船してくれる訳ではないので、アンカリングしてボートが停止していると、ロングハリスのビシ仕掛は一度棚まで付け餌が沈んだら、ビシからぶら下がった状態で停止してしまいます。
こうなると、警戒心の強いマダイは違和感を感じてなかなか食ってくれません。
もちろん、潮の流れが強かったり、マダイの活性によっても違いそうですが、油壷で潮の緩い日に、ただ置き竿で仕掛けを入れておくだけでは、マダイのヒット率はかなり下がりそうです。

餌取りのちょっと上の狙い棚にある程度コマセを効かせてから、ハリスが張った状態で付け餌を自然に棚に落としてやると、マダイが付け餌を食べ、反転したところでビシの抵抗でフッキング、竿先にアタリが出るという流れを作ってやることが重要です。

仕掛けの投入、コマセの撒き方、棚取りまでをきっちりと丁寧にやることで、アタリが出る状態を作り出すことが大事と思います。
油壺3回目ぐらいで、ようやくこの辺の入り口がおぼろげに見えたかなという感じでした。

●誘いの掛け方

上記までの方法で釣れれば良いですが、そうなるとマダイがヒットする可能性が一番高いのは、仕掛けを投入してから仕掛けが棚に落ちる時しかありません。
そこで、少しでもヒットの確率を上げる為に誘いを入れてみます。

ただし、誘いは下手にやると魚の警戒心を増やすだけで逆効果になることもあるので、まずはセオリー通りに仕掛けを投入してアタリを待つというアプローチを何度かやって、反応が無ければ試してみるのが良いと思います。

誘いには二種類あって

 餌が自然に落下する状態を作り出す誘い
 食い気の無い魚の本能を刺激する誘い

前者は、誘い下げと呼ばれる誘いで、ゆっくり1、2メートル仕掛けを上に上げてから、仕掛けが馴染むまで待ち、その後同じ深さまで餌が沈むぐらいの速度で下げていくという方法です。
これによって、投入直後の状態を作り出し、自然に落ちてくる状況を演出します。
油壺4回目はこれがうまく行ってマダイをキャッチすることが出来ました!
目的は餌を自然に棚に落とすことなので、アクションはゆっくり丁寧に、ビシカゴの動きでマダイを警戒させないようにすることが重要です。

後者は「たけちゃん」さんから教わったエビが跳ねるような誘いも含まれ、補食生物の本能を引き出して反射的に食わせる方法です。
ウィーリーやサビキのシャクリや、ルアー釣りのトゥイッチ、ジャークなどもこれに該当すると思います。
残念ながら、真鯛釣りのこの手の誘い方はうまく出来ませんので、今後研究して行きたいと思います。


勿論、相手は魚なのでこのような理屈とはまったく別のパターンになったり、どんな仕掛けでもいきなり食ってくることもあります。逆に何をやっても裏目に出て駄目なこともありますが、こうやって基本パターンを作る事で安定してヒット率を上げる事が出来ると思っています。


●今後の目標

幸運にも一枚マダイを上げた4回目の油壺釣行の数日後、乗り合いで9.1kgのモンスターマダイを上げたと兄から連絡がありました。
大鯛
※船宿さんのブログ写真を一部加工してあります。

乗っ込み時期を過ぎてなければ、10kg台も夢では無かったサイズだそうで、一生に一回巡り会えるかという大物です。
2週前に潜水艦のような引きの大物マダイ?に、格闘の末3号ハリスを切られたという話を聞いており、この日はワラサも狙って4号ハリスだったのが良かったとのことです。

とは言っても、全長1メートル程度のシマノ ボートゲームライトSというショートロッドで上げたらしく、素直に凄いと思いました。
また、一回切られたのに、次の乗船で再びヒットして無事に釣り上げたというのは、釣りは腕にプラスしてツキの流れがあるんだな~と思いました。

乗り合い船とボート釣りでは条件が違いますが、これに刺激を受けて、手漕ぎボートで5kgオーバーを上げることが当面の目標となりました!!!

今までの通算でもマダイは数枚、最大は初めてマダイサイズを釣った2年前の秋、大津のコウジぶっこみにヒットした3.6kgなので、ちょっと大きすぎる目標ですが、、大型のヒットはある意味運であり、マダイを多く上げれば大型のヒット率も上がるのではないかと思いますので、目標に向けて頑張ります。
マダイとワラサ2
※2年前の大津で、ビギナーズラックによりマダイを釣った過去の栄光写真です。。。
去年はサッパリだったので今年は頑張ります!!!


また、釣果という結果が目標でも、狙って釣るという内容のこだわりと、例え結果が出なくても釣りや自然、人との交流を楽しんで次につなげるをモットーにしたいと思います。

大津も青物が回り出して、これから期待大ですね!!!
スポンサーサイト

京急大津では海苔棚への係留は禁止です

ちょっと触れにくい話題だと思いますが、敢えて書きます。

先日の釣行で石田丸の主人から出港前に「海苔棚へ係留しないでね!」と注意を受けました。
ちょっとした注意が前日?にあったみたいです。
自分は係留をして釣りをしたことはなく、出港前にこのような注意があったのも初めてなので、念の為書いておきます。

京急大津エリアのボートポイントでは、海苔棚、ワカメ棚、ブイ等への係留は禁止です!!!

上記の目的は、海を生活の場としてる漁師さん達に迷惑をかけないということです。
なので、係留をしていないからと言っても、無理な場所にアンカリングしたり、漁師さんの注意に従って行動しないのも同じことです。


偉そうに書きながら、過去に強風で戻れなくなった時に、避難として係留させてもらったことはあります。。。
http://tokyowanturi.blog36.fc2.com/blog-date-201102.html
また、仕掛けやビシ等をロープに引っ掛けてロストしたことは何度もあり、かなり迷惑をかけていることも確かです。

このエリアに昔から通っている常連の方々は、漁師さんの動きを熟知したり、顔見知りで係留している場合がありますが、そういったベテランの方々と一緒だと誤解しないで下さい。

あの、漬物石のようなアンカーを上げるのは苦痛ですし、海苔棚の際にうまくアンカリングしたくても、風で流されてうまくいかないこともあります。
そういった時には、自分も係留の誘惑に駆られることもありますが、我慢しています。
なぜかというと、初めてこのエリアに来る人達の中には、誰かが係留して釣りをしているのを見れば、係留が黙認と勘違いする人が出てきます。
沢山人が来れば、世の中にはいろいろな人が居ますので、勘違いした人の中には、注意した漁師さんとトラブルを引き起こすことがあるかもしれません。そうなると、折角の海苔棚周りの釣りが禁止されてしまうことも考えられます。

目的は漁師さんに迷惑をかけないことなので、係留しなければ良いと言う訳ではありませんが、ルールは最低限のレベルに合わせざるを得ないのだと思います。

ハインリッヒの法則という有名な法則があります。
「1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する」
http://www.infraexpert.com/info/network7.html


些細な注意で済んでいたことも、事象が増えてくれば重大なトラブルの前兆になることもあります。

自分のようなボート釣り初心者が、このようなことをブログで偉そうに書くのは躊躇しましたが、陸釣りでもゴミ問題、立ち入り禁止問題等で、釣り人への世の中の視線は厳しいと思っています。

折角の楽しい釣り場を減らさない為にも、宜しくお願いします!!!

放射能汚染と回遊魚

海の放射能汚染が話題になっており、
釣った魚を安心して食べる為には、
情報が必要と思い、調べてみました。

魚介類の測定値はココにまとめて出ています。
http://atmc.jp/food/

水産庁のHP
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/index.html


しかし、セシウムとヨウ素は出ていますが、
気になるストロンチウム90の値は出ていません。
ガンマ線ではなく、ベータ線を出すので、
測定が難しいことから、データが少ないのだと思います。

ストロンチウムはカルシウムと似た性質を持っており、
海水中に放出された場合、魚の骨に生物濃縮で
溜まるのではないかということが心配されます。

小魚を捕食して育つ、代表的な回遊魚の
回遊ルートについて調べた結果です。


<イナダ、ワラサ>

情報元
太平洋における成長段階別の回遊様式の把握

太平洋における成長段階別の回遊様式の把握
⑴ 年齢別回遊群について


なかなか分かりにくい内容ですが、
興味のあるところだけ抜粋してみると、

p56 三陸・外房・相模湾放流群における年齢別の回遊様式
→三陸付近で二歳ぐらいまで育ってから、
 相模湾付近まで移動する例がある。

p65
→近年では成魚になってからの回遊エリアは狭く、相模湾以西と
 東北海域は回遊域が異なる。

これだけを見ると、イナダサイズぐらいまでは東北エリアで育った魚が、
関東に回遊してくる可能性はありそうです。

ワカシ、イナダサイズの頃に、東北でシラスやコウナゴを
たっぷり捕食して育った個体が
東京湾に回遊してくる可能性があるということで、
注意しておく必要がありそうです。

釣った魚を毎日食べる訳ではありませんが、
この秋のイナダやワラサのアラを煮付けたりするのは、
ちょっと控えておこうと思っています。

<ゴマサバ>
http://www.mpstpc.pref.mie.lg.jp/sui/gyokyo/091030.htm
http://www.mpstpc.pref.mie.lg.jp/sui/gyokyo/091016.htm

沖合で成長することが多いらしいですが、
沼津では大量に湾内に居ましたし、伊豆や三浦半島でも10~20センチぐらいの
小型が大量に釣れる場合もあるので、なんとも言えませんね。

福島近海で育った個体が南下してくる可能性は低そうですが、
安心は出来ないと思われます。

<ソウダガツオ>
http://www.tosakatsuo.com/mamechisiki.html

カツオは一度北上してから、秋に戻りガツオとして
南下するのが一般的なようですが、
ソウダガツオはどうなんでしょうか。
ソウダガツオの方が沿岸性が強い為、
汚染された小魚を捕食する機会も多そうなので、
気になります。

結局、詳しいことは分かりませんが、
回遊魚はどれも汚染された小魚を食べて
育っている可能性がありそうです。

安心して釣った魚を食べる為にも、
調査結果のデータを沢山公開してもらいたいですね。

泳がせ釣り(端物狙い)の勝率

ボート釣りの大物狙いとして有効な泳がせ釣り、
一般的に端物狙いの仕掛けは、
ヒットしたら幸運ぐらいに言われることが多いようですが、
以下のように今までの釣行記での結果を集計して見ると、
3割~4割ぐらいで何か大物が釣れており、
サメやラインブレイクも含めると、
結構な確率でアタリがあることが分かります。

釣果

ヒットすれば大物確実で、
基本的には置き竿で良いので、
活きアジが釣れた時に余裕があれば
泳がせ釣りをやってみることをお勧めします !

ワラサ シーバス

ワラサ2 イナワラ

ワラサとイナダ マトウダイ

釣果0507


仕掛けは市販のヒラメ仕掛が十分使えます。
竿とリールもそれなりに大物に耐えられるものなら
使えると思います。

仕掛けを入れたらアジの状態を定期的に確認するのと、
狙う魚に合わせて棚を調整するぐらいです。
今までの経験だと、底から3メートルぐらいを
基本にして、スズキは中層狙いというのが良いようです。

秋の大物シーズンが楽しみですが、
大型魚は特に放射能汚染が心配ですね。
この辺りについては、また調べて書きたいと思っています。

低レベル被ばくの影響について

釣りのブログですが、前回に引き続き、
原発関連のネタです。

子供のころから放射性物質は危ないと
教わってきましたが、実際のところ、
どの程度が危険なレベルなのかと言われると、
明確に答えられないのが現実です。

問題無いレベルに過敏に反応するのもまずいですし、
安全とは言い切れないのに安全だと断定するのも
良くないと思います。、
報道を見ていると、伝える側も
よく分かっていないのではとの印象です。

少量の放射線を長期に渡って浴び続ける、
低レベルの放射能の影響(確率的影響)については、
分かりやすい情報が少ないので、
個人的に調べたことをまとめてみました。


人類が人工的?に生み出した放射性物質による問題は、
ネットなどでちょっと調べても、以下の通り沢山出てきます。

・核実験、広島、長崎の原爆
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93

・原発事故
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E6%95%85

・劣化ウラン弾、原発からの放射性廃棄物、ウラン鉱山

しかし、長期に渡る低レベルの被ばくによる影響の
データなると極端に少なくなります。

原発や核に反対の人は、印象的な写真や文章を出して
感情的に訴えますが、定量的な分析結果があまりありません。
逆に安全と言う人たちも、問題ないことを前提として
データを出したり、数字や言葉のトリックを使って
安全なように見せているように思えます。
とにかく、公正な視点で分析されたデータが少ないので、
実際のところどうなのか???という疑問がなかなか晴れません。

未だに良く分からないことが多いみたいですが、
いろいろと調べた結果、低レベル放射線の影響に対しては、
大きく分けて以下の3種類の見解があるようです。

○しきい値派
 ある一定量以下の被ばくは0と変わらず
 影響が無いという考え方。
 これが正しければ、基準値以下なら
 まったく影響が無いことになります。

○しきい値なし直線派
 どんなに少量でも、確率が下がるだけで
 何らかの影響があるという考え方。
 現在最も支持されているようです。

○ホルミシス派
 ある値以上は害があるが、
 ごく少量なら逆に健康に良いという考え方。

上記3種類は、お酒で例えてみると
分かりやすいかもしれません。
※理解しやすいように例えてみただけで、
 お酒と放射線はまったく作用が異なります。

お酒は一度に大量に飲むと、急性アルコール中毒になります。
これは放射線で考える急性障害(確定的影響)であり、
造血細胞、皮膚の障害、脱毛などです。
低レベルの放射線の影響は、お酒で言えば
少量を毎日飲み続けた場合になります。

急性症状にならないレベルでも。アルコールは飲み過ぎると、
依存症や肝臓障害などを起こします。

そこで、一定の基準値(1日に日本酒1合など)を
設定したとすると。

○しきい値派
 →基準値以内なら飲んでもまったく問題ない
  基準値以上だと、量が増えるに従って健康リスクが増える。

○しきい値なし派
 →基準値は関係なく、量に比例して何らかの害がある
 ごく少量でもリスクは無くならない。

○ホルミシス派
 →基準値以上は量に比例して害があるが、
 基準値以下の少量なら逆に健康に良い
 ちょっとなら飲まないより飲んだ方が体に良い。

また、お酒の場合、アルコールに強い人、弱い人や
子供の場合に影響が異なります。
放射線の影響も個人差、被ばくの部位、期間、等々
いろいろな差異が考えられます。

3種類の見解に対して、ちょっと面白い情報
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20110401


では、3種類の見解のどれが正しいのでしょうか???

まず、しきい値派についてですが、
しきい値派を支持して、基準値以下は安全と言っている人達は、
一定量以下の被ばくは統計的に検出不能と言っているだけのことが
多いのが問題です。
http://takedanet.com/2011/04/post_14f6.html
これはしきい値以下は安全なのではなく、
因果関係が分からないので、例え安全と断言しても
後から責任を取る必要がないというだけです。

そうでなく、一定値以下は安全という根拠に
ラムサール地方など、自然放射線が多い所でも、
がんの発生率が変わらないと言われますが、
元々その地方に住んでいる人たちは自然淘汰で
放射線への耐性が高い可能性があります。
研究でも、安全なのではなく統計的に有意な値として
検出出来ていないということのようです。
http://www.taishitsu.or.jp/genshiryoku/gen-1/1-ko-shizen-4.html

ホルミシス派ですが、一定量以下の被ばくが
健康に良いというのは否定される訳ではないようです。
http://www.iips.co.jp/rah/spotlight/kassei/humans.html
http://criepi.denken.or.jp/jp/ldrc/information/result/hormesis_project.html

結局、正しいものがどれか断定は出来ないようですが、
個人的にはしきい値なし派を支持します。

その理由は、3種類の見解を
一つに決める決定的なものは無く、
放射線の浴び方、体の部位、個人差、
その他の影響などで完全に一つに断定できません。
そうであるなら、判断を誤った場合に、
一番リスクが少ないのはしきい値派だからです。

しきい値無しやホルミシスを信じて誤った場合には、
発がんリスクがありますが、しきい値無しで誤っても、
気にしすぎただけだからです。

しかし、ここで問題なのは、「気にしすぎた」のレベルで、
過剰に心配し過ぎて、放射線から受けるリスク以上の
弊害を起こしてしまっては本末転倒です。
水や食べ物を控えたり、仕事を辞めて知らない土地に
移ることによる弊害と、放射線の影響と、
どちらが良いかを判断しなければなりません。

判断するには、基準が必要なので、
しきい値無し仮説の中で比較的しっかりした
データである、以下の論文を基準にしてみます。

チェルノブイリでのスウェーデンでの放射能汚染と発がん率
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No104/CNIC0602.pdf


これを見ると、土中に含まれる放射性物質の量と、
発がん率には、何らかの因果関係があるように思えます。
ここに書いてあるように、
他の因子の影響の可能性もありますし、
土中に含まれる放射性物質と、住民の実際の被ばく量の
関係は分かりませんが、低レベルの被ばくでも
発がん率に偏りはありそうです。

この値を一つの判断基準とすると、
0~120kBq/m2 のセシウム137 汚染エリア内114万人のうち、
850件が放射性物質が原因のガンになっています。
(汚染されていないエリアも含んだ全体です)
土中の放射性物質が12万Bq/m2の場合、
ざっくりで平均的な被ばく量に換算すると
5~10mSv/年程度ぐらいとありますので、
年間5~10mSvでは少なくても114万人のうち849人、
約0.074パーセントの発がん率が増加ということになります。
テレビの解説では、100mSvの被ばくで
発がん率が0.5%程度増加するという話が出ていました。

東京大学医学部附属病院放射線科の中川恵一氏
http://www.u-tokyo-rad.jp/data/toudaivol3.pdf

こちらはもっと増えて100人に一人か二人(1~2%)とあります。
山下俊一・長崎大教授
http://smc-japan.org/?p=1413


直線しきい値なしで考えた場合、
そのまま比例させて下げていけば、
10mSvで0.05%ですから、上記の0.074パーセント
というのは、ある程度専門家の見解からも
大きく外れていなさそうです。

ここまでの理解を個人的にまとめると。
しきい値無しの見解を支持した場合では、
年間10mSv程度の被ばくでは、
0.05%程度ガンの発生率が増加する。
というのを、個人的な判断基準にしてみます。


東京では、現状放射能レベルは下がっていますし、
自然界の放射線レベルも低いので、、複合しても
年間で5mSv以上の被ばくをする可能性は低そうです。
事故直後の水や大気からの被ばく量も、
数日であれば自然に浴びる放射線の量と大きな差は無いので、
今後は、無理しない範囲で、余計な被ばくを避けて
生活をしておけば、上記の基準のリスクから
大きな問題は無いと思われます。
(参考)全国の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/


では、原発に近いエリアはどうでしょうか。
原発から40キロの飯館村のデータでは、3月20日に
土壌1キロあたり16万3千Bqが検出されており、
単位を1平方メートルあたりに直すと326万Bq/m2程度になります。
http://blog.goo.ne.jp/takizawas/e/8e335098c59acb28336d282597f90ff6
http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress/index.php?p=477

12万Bq/m2で5~10mSv/年程度ですから、
20倍近い汚染のエリアでは、気を付けないと年間100mSv以上の
被ばくになることが想定されます。
これを見ると、外で過ごす時間の長い人は、
3/24までにすでに100mSvに到達している可能性もあります。
http://www.asahi.com/national/update/0323/images/TKY201103230470.jpg

年間100mSvで発がん率が0.5%程度増加という説を適用すると、
100万人いたら5000人が本来ならなくて良かったガンを
発病するという計算になります。
200人に1人ですから、自分としては許容出来るリスクではありません。
既に被ばくしてしまった人もいるかと思いますが、
留まるには結構なリスクを覚悟する必要がありそうです。

こうやって調べてみると、
低レベルの被ばくによるリスクに対しても、
ある程度の判断基準を持つことが出来ることが分かります。

個人的には、今回の原発事故による放射性物質の影響を
まったく問題が無いというのはどうかと思います。
テレビでは、100mSv以下、0.5%程度の発がん率の増加までを、
ただちに影響が無いレベル、危険は無いとの発言が見られます。
これは0.5%程度の発がん率の増加は、
統計的に放射性物質が原因と特定することが難しい
レベルだから、責任を取らなくても済むレベルと
言っても良いかもしれません。
200人に1人が、本来ならなくて良いガンになる
リスクは安全と言えるのでしょうか?

http://takedanet.com/2011/04/1100_863e.html

これは、政府という立場に立った場合、
避難に伴う確定的なリスク、経済的損失と、
数十年後に起こるかどうか断定できず、
因果関係も証明できない問題のどちらを取るのか
という判断の結果なのかなと思います。
政府の立場では200人に1人ぐらいのガン発生は
安全と考えているということでしょう。


今回の原発事故で、しきい値無しの見解を支持すると、
全体で数千人~数万人規模のガンが発生しても、
不思議は無いかと思われます。
数十年後に、統計的な発がん率の増加など
因果関係が証明されたとしても
他の発がんと区別するのは不可能でしょう。

政府やマスコミの言っている安全は、、
本当の意味で安全なのではなく、
パニックや避難に伴うリスク、
経済的損失を考えれば、
マクロ的には安全と言っておく方が良いという
判断の結果のなのかなと思います。

そうなると、ある程度個人レベルで
情報を集めて防衛することが大事になってきます。

今回の原発事故は、数十キロ圏で無ければ、
交通事故、たばこ、食品添加物や食品汚染と比べて、
突出して危険ということにはならないと思われますが、
安全であるとも言えません。
立場が違えばリスクの許容度や掛けられるコストは
変わるので、それぞれがリスクと、それを回避する為の
コストを比べて、最適な方法を選択する必要がありそうです。

その為に、マスコミは正確な情報を、
感情や誇張を入れずに正しく伝えてもらいたいと思います。
また、研究期間は今後の放射線による影響の調査を
しっかりとやってもらいたいと思います。

--------------

便利な生活や技術は無償では手に入らず、
かならずデメリットやリスクが伴います。
車は便利ですが、毎年全国で5,000人近くが
亡くなっています。10年なら5万人です。
それでも車は危ないから使うのをやめよう
ということにはなりません。

今回の原発事故は、原発という技術の利用に伴う
リスクだと思っています。
原発により多くの利益を得た人とそうでない人、
多くの被害を負った人とそうでない人のバランスは
公平ではないと思います。
ただ、利益を追求する企業に、制御の難しい技術を
任せながら電気を使い、遠く離れた地方へリスクを
負わせていたということは
事実として受け止めなければならないと思っています。

全般的に参考になる情報です。
http://takedanet.com/


核実験による放射性物質の影響
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/34772537.html
Translation(自動翻訳)
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
プロフィール

kagoturi

Author:kagoturi
釣りにハマッて週末は東京近郊へ釣りに行ってます。
以前は遠投カゴ釣りをメインでやっていましたが、2009年にボート釣りを始めてみたら楽しくて、最近はボートばかり乗っています。

最新トラックバック